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越中瀬戸焼
越中瀬戸焼は、北アルプス立山のふもと、富山県中新川郡立山町の瀬戸地内で焼かれる、430年以上の歴史を有する陶芸です。土と燃料となる木材に恵まれ、平安時代初期から須恵器の生産地であった北陸の古窯地です。桃山時代になり、加賀藩・前田氏の庇護のもと尾張の瀬戸焼き陶工たちが瀬戸地内に移り住み、大窯や登窯を築いて施釉陶器を焼いたことが、越中瀬戸焼の起源とされています。
2013年富山県指定伝統工芸品の第1号に選定されたことを機に、国内外で積極的な作品発表を行っています。現在は五窯、5人の作陶家と県外からの2人の研修生が伝統を引継ぎ、「今を継ぐ新たな越中瀬戸焼」を目指し作品づくりに励んでいます。
釋永陽 Shakunaga Yo(陶芸家)
釋永 陽(しゃくなが・よう) ー釋永陽陶芸工房ー
1976年 立山町生まれ
1996年 京都府立陶工高等技術専門校 修了
2001年 個展活動を開始
2009年 柿傳ギャラリー(東京)にて個展
2012年 柿傳ギャラリー(東京)にて個展
2014年 立山町虫谷に工房を移す
瀬戸地内の陶工たちで組織する「かなくれ会」のメンバーとして活動している。土作り、釉薬作り、轆轤、窯焚き、どれをとっても完璧にはこなせないところが作陶の面白さだとして、経験や知識に縛られない柔軟な作品作りに励んでいる。
略式盆点 (藪内流)のご紹介
<用意するもの>
お盆、ふくさ、茶碗、茶器、茶杓、茶筅、茶巾、建水、お湯(鉄瓶やポットで)、扇子
*ふくさ 道具を清める塩瀬の布。藪内流は31㎝×29㎝で、男性は紫、女性は赤を使います。
*茶器 蓋付きで、漉した抹茶を入れておきます。
*茶杓 お茶を掬う道具。
*茶巾 茶碗を拭く麻布。藪内流では端を縫っていない奈良晒(約40㎝×15㎝)を使います。
*建水 使ったお湯を空ける器。
*扇子 結界の意味合いで使用します。
(ふくさや茶巾など、お求めの場合はお問合わせ下さい)
①扇子を前に一礼し、お盆を手前に寄せ、ふくさを右腰につけて「どうぞお楽に」。
【清めの所作~心も清まり落ち着いてゆきます~】
②茶器と茶杓をふくさで清め、茶筅、茶巾もふくさで清めたお盆の上に展開します。
③「茶筅とおし」の所作で茶筅をゆっくりお湯に馴染ませ、茶碗を茶巾で拭きます。
【お茶を点てる~お茶に心をかよわせながら~】
④お茶をたっぷり「一杓半」掬います(二度で適量を入れてください)。
⑤お湯を注いで、泡もなめらかにお茶を点て、机上右側に茶碗を差し出します。
【おしまいの所作】
⑥熱いお湯で飲み口を清め、「おしまい」の一礼をします。
お湯で茶筅を洗い、茶巾・茶筅を茶碗に仕込み、茶杓もふくさで二度拭いて茶碗に戻します。
茶器、茶碗をもとの位置に戻して、ふくさを捌き、菱形に飾ります。
扇子を置いて挨拶し、お点前を終わります。
お茶のいただき方のご紹介
~ 一口ずつ、茶碗の感触も確かめながら ~
【お茶のいただき方】
茶碗を左掌に乗せ、模様があればひと手手前に回し、正面でいただかないように配慮します。
正面のない茶碗は回す必要はありません。
押しいただくように黙礼して、一口ずつ頂きます。何口でも構いません。
最後の泡まで、スッと音を立てていただききります。
茶碗を下ろし、飲み口を右指で拭います。出された茶碗もしっかり拝見しましょう。
茶道教授プロフィール
小久保瑛子(こくぼ・えいこ)
富山県高岡市にて、明治末頃より古儀茶道藪内流・華道池坊等を教授する家に生まれる。
同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻を卒業後、母のもとで茶道教授助手。
藪内流上段許状取得。
曾祖父、祖父、母と100年以上通う現・県立高岡西高校へ同行指導し二十数年。
豊かな日本文化への理解を深めるべく、幅広い世代と月一度のお稽古茶会や坐禅とお茶の会等を
行っている。
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