カップ&ソーサー 粉引 | 金京徳 (陶芸家)

粉引の白と黒の釉薬のツートンがおしゃれなカップ＆ソーサー

韓国から富山県南砺（なんと）市に移り住んで25年。金京德（キム・キュンドゥック）さんは、韓国で学んだ高麗〜李朝時代のさまざまな陶芸の技法と、今住んでいる南砺の土地の風土を融合させた作品づくりをしています。

「粉引（こひき）」は、朝鮮王朝初期の陶磁「粉青沙器」の技法の一つ。素地に白い泥をかけ色を付けてから釉薬をかけるので、通常より１層多い３層構造になっています。独特の風合いは、この白化粧から生まれます。

その粉引のカップの中とソーサーは黒の釉薬を使い、引き締まった印象に。柔らかな粉引の白とのツートンカラーが他にはないユニークなカップ＆ソーサーです。「月と太陽」「陰と陽」「静と動」など、世界の二つの側面が一体となっていることを表現したいという金さんの思いが込められているそうです。

粉引部分には、御本（ごほん）と呼ばれる薄ピンク色の斑点が現れています（個体差あり）。還元焼成によって現れるもので、現れる箇所や大きさを意図的にコントロールすることはできません。かつて、日本人は朝鮮の器に現れるこの模様を「御本」「御本手」と呼んで珍重しました。朝鮮の伝統技法を受け継ぐ金さんだからこそ出せる模様でもあります。その景色も個性ととらえて楽しんでいただけたらと思います。

For over 20 years, Kim Kyung Duk has been living in Nanto City, Toyama Prefecture, after moving from South Korea. He blends techniques from the Goryeo to Joseon periods that he learned in Korea with the local atmosphere of Nanto City to create his artworks. While respecting techniques like Buncheong, white porcelain, and celadon passed down from Korean ancestors, he aims for "expressions unique to himself."


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本体価格：8,500円
素材：陶土
サイズ：カップ 高さ8.2cm、 口径 8.9cm
ソーサー 直径15.5cm
＊手作りのため、個体差がございますこと、ご了承ください。

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◎メッセージカード
ギフトの場合は、富山市八尾の「桂樹舎」さんの手漉き和紙のカードに手書きメッセージを添えて商品に同封することが可能です（無料）。ご希望の方は、ご注文の際に備考欄にメッセージ（30字程度）をご記入ください。