¥2,160
薄氷本舗 五郎丸屋 (富山県小矢部市)
江戸時代、加賀金沢と越中高岡を結ぶ交通の要だった石動(いするぎ)。今石動城の城下町として、また藩政時代には前田藩の下、難所・倶利伽羅峠を控える宿場町として賑わいました。この地で260年間余りにわたり和菓子を作り続けているのが「薄氷本舗 五郎丸屋」です。
看板の銘菓「薄氷」は、宝暦2(1752)年に5代目五郎丸屋八左衛門の手によって誕生しました。北陸の深い雪がようやく溶けはじめる如月、弥生の早朝。田んぼの水面にうっすらと張った、今にも割れそうな氷を干菓子に映したものです。風景をシンプルに模したかたち、繊細な味わいは多くの人に喜ばれ、禁裏や加賀藩主前田公により幕府に献上されました。明治以降は宮内省御用達として、また茶道界からも嘉賞を頂いて今日へと続いています。
自然を感じるままに切り取った、うつくしく、美味しい菓子を作る。つないできた技と心を大切に、これからも挑戦を続けてまいります。
お菓子のいただき方
~美しい形から、季節感や亭主の思いを汲みます~
【お菓子のいただき方】
* お菓子は、抹茶が点てられる前にいただききります。
* お茶席では、器を傷めないよう懐紙に取っていただきますが、
ここではよりカジュアルな場面を想定し、器のままいただいています。
◯主菓子
【主菓子】
左手に器をとり、菓子切りで一口分ずつ、およそ3~4口でいただきます。
◯干菓子
【干菓子】
右手でいただきます。大きなものは手で割って一口大にします。
茶道教授プロフィール
小久保瑛子(こくぼ・えいこ)
富山県高岡市にて、明治末頃より古儀茶道藪内流・華道池坊等を教授する家に生まれる。
同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻を卒業後、母のもとで茶道教授助手。
藪内流上段許状取得。
曾祖父、祖父、母と100年以上通う現・県立高岡西高校へ同行指導し二十数年。
豊かな日本文化への理解を深めるべく、幅広い世代と月一度のお稽古茶会や坐禅とお茶の会等を
行っている。
水と匠ブティック(実店舗)のご案内
富山の土徳に育まれたものたちを日々の暮らしに。
水と匠が運営するアートホテル「楽土庵」内に、水と匠のブティックがございます。
オンラインストア商品の一部はこちらでもお買い求めいただけます。また、オンラインストアには掲載されていない、作家さんたちの新作や楽土庵館内にに設えられている民藝/工芸作品、楽土庵オリジナルビール、地酒や地ワインも取りそろえております。
富山で約7年精力的に制作をした棟方志功をはじめ、濱田庄司、河井寛次郎など民藝巨匠の作品も常時取り扱っております。
商品在庫に限りがございますので、ご来店の際は恐れ入りますがご連絡頂けますと幸いです。
◉水と匠ブティック(楽土庵内)
939-1334 富山県砺波市野村島645
Phone 0763-77-3315
Mail info@rakudoan.jp
https://www.rakudoan.jp/boutique/
水と匠について
一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠(登録DMO)が運営する、富山県や富山ゆかりの品物を扱う公式オンラインストアです。
「水と匠」は、観光を軸にした地域振興に取り組む組織です。「ものづくり国・富山」は 海と山が近接した地形が生み出す豊かな水に恵まれた「水の国」でもあり、 なかでも富山西部地区には、浄土真宗寺院の門前町で培われ、 江戸時代の加賀藩主・前田家の奨励のもと華開いた匠の技が今も集積しています。
かつて南砺に滞在した思想家の柳宗悦は、厳しくも豊かな自然とそのなかでの暮らし、 ありがたいと感謝する人々の心のありようなど、 この土地が持つ価値を「土徳(土地とそこに暮らす人々からのいただきもの)という言葉に表しました。 ここにいることで、受け取っているもの。私たちはその価値を見つめ直し、 人・もの・ことをつなぐさまざまな事業を展開しています。
当オンラインストアでは、富山の自然・精神風土、人々の手わざから生み出される、「土徳」にあふれた品々を多くの方にお届けすることで、売り手・作り手、そして買い手にとっても豊かで健やかな暮らしにつながることを目指します。
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海から山、そして平野を循環する水と、人々の営み、引き継がれていく技。 富山県の食や工芸品をセレクトしている当ストアの新商品やお得なキャンペーン情報などをお届けします。 |