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薄氷本舗 五郎丸屋 (富山県小矢部市)
江戸時代、加賀金沢と越中高岡を結ぶ交通の要だった石動(いするぎ)。今石動城の城下町として、また藩政時代には前田藩の下、難所・倶利伽羅峠を控える宿場町として賑わいました。この地で260年間余りにわたり和菓子を作り続けているのが「薄氷本舗 五郎丸屋」です。
看板の銘菓「薄氷」は、宝暦2(1752)年に5代目五郎丸屋八左衛門の手によって誕生しました。北陸の深い雪がようやく溶けはじめる如月、弥生の早朝。田んぼの水面にうっすらと張った、今にも割れそうな氷を干菓子に映したものです。風景をシンプルに模したかたち、繊細な味わいは多くの人に喜ばれ、禁裏や加賀藩主前田公により幕府に献上されました。明治以降は宮内省御用達として、また茶道界からも嘉賞を頂いて今日へと続いています。
自然を感じるままに切り取った、うつくしく、美味しい菓子を作る。つないできた技と心を大切に、これからも挑戦を続けてまいります。
水と匠について
一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠(登録DMO)が運営する、富山県や富山ゆかりの品物を扱う公式オンラインストアです。
「水と匠」は、観光を軸にした地域振興に取り組む組織です。「ものづくり国・富山」は 海と山が近接した地形が生み出す豊かな水に恵まれた「水の国」でもあり、 なかでも富山西部地区には、浄土真宗寺院の門前町で培われ、 江戸時代の加賀藩主・前田家の奨励のもと華開いた匠の技が今も集積しています。
かつて南砺に滞在した思想家の柳宗悦は、厳しくも豊かな自然とそのなかでの暮らし、 ありがたいと感謝する人々の心のありようなど、 この土地が持つ価値を「土徳(土地とそこに暮らす人々からのいただきもの)という言葉に表しました。 ここにいることで、受け取っているもの。私たちはその価値を見つめ直し、 人・もの・ことをつなぐさまざまな事業を展開しています。
当オンラインストアでは、富山の自然・精神風土、人々の手わざから生み出される、「土徳」にあふれた品々を多くの方にお届けすることで、売り手・作り手、そして買い手にとっても豊かで健やかな暮らしにつながることを目指します。
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